和文機関紙「平和文化」No.211, 令和5年3月号

国際フェスタ2022

~ひらこう世界のとびら であおう世界のなかま~
 昨年11月20日(日)、広島国際会議場、平和大通り緑地帯などを会場に開催しました。 ここ2年はコロナウィルス感染症の影響でオンライン中心の縮小開催でしたが、万全な感染症対策を施し、2年ぶりに通常開催しました。
 広島市や近郊で国際交流、国際協力活動をしている67の市民団体や企業団体が、異文化理解や地球環境、多文化共生、日本文化体験など49の多彩な事業を催し、約1,800人の来場があり、参加した外国人も日本人も、世界各国の文化に触れる一日となりました。 (主催―本財団/共催―独立行政法人国際協力機構中国センター、広島市)
 オープニングセレモニーでは、安田女子大学文学部書道学科の学生による書道パフォーマンスが披露され、国際フェスタのキャッチコピー「ひらこう世界のとびら」を、ダイナミックに書き上げ、見学者から大きな拍手が起こりました。
安田女子大学文学部書道学科の書道パフォーマンス
安田女子大学文学部書道学科の書道パフォーマンス
巻誠一郎さんトークショー ~世界に羽ばたき、地元と生きる~ スポーツを通じて輝く私
 ゲストスピーカーに、元サッカー日本代表の巻誠一郎(まき せいいちろう)さんを迎え、元サッカー日本代表監督イビチャ・オシム氏との思い出やロシア、中国でプレーした際に感じたこと、現在取り組んでいる障がい者支援活動や被災地での復興支援活動などを紹介し、約90人の来場者は、最後まで熱心に耳を傾けていました。
巻誠一郎さんトークショー
巻誠一郎さんトークショー
国際交流・協力活動の紹介、相談コーナー
 市民団体等活動紹介コーナーでは10団体が活動の紹介ブースを設け、それぞれの国際交流・協力活動について紹介しました。 このほかにも、公的団体や市民団体、NGO、大学生、企業などがブースを設け、参加者は興味のあるブースを回り、交流を深めていました。 今年は、ビザ・在留資格や出入国・在留手続等に関する相談コーナーを設置し、各種窓口を一元的に紹介するとともに相談にも応じました。
 
外国文化・日本文化の紹介と体験
 外国文化の体験では、中国の切り絵体験、中国結び(中国式組み紐(ひも))体験コーナーを催し、日本伝統文化の体験では、着物の着付け、茶道、いけばな、書道などのコーナーを催しました。 外国人も日本人も、各国に伝わる文化を興味深く体験していました。
 
世界の料理と民芸品バザー
 国際会議場南側の平和大通り緑地帯では、「ひろしま国際村 世界の屋台」と称し、12団体が世界の様々な料理を販売しました。 また、「国際協力バザー」会場には10団体が参加し、各国の民芸品などを販売しました。
 
 このほか、留学生の発表会、大人から子どもまで異文化体験を楽しめる「地球ひろば」、広島市の姉妹・友好都市について学べるコーナー、世界の舞踏や音楽を披露する屋外ステージ、イベント会場を回ってクイズに答えるとプレゼントがもらえるクイズラリーなど、各会場は大いに賑(にぎ)わい、参加者は、多文化共生、国際交流・協力について、理解を深めていました。
(国際市民交流課)
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