学校や行政機関などで通訳を行う通訳ボランティア登録者、災害時に通訳や翻訳を行う広島市災害通訳等ボランティア登録者を対象とした研修会を開催しました。
講師は、多言語センターFACIL理事長の吉富志津代
(よしとみ しづよ)さんです。
1日目は通訳における基本的な心構えについての研修を行いました。
通訳において必要な資質や能力とは何か、守秘義務や中立性とはどのようなことかについて考えました。
また、講義の後は通訳ボランティア登録者、広島市災害通訳等ボランティア登録者が交流するための意見交換会を開催しました。
「通訳として活動するとき、事前準備として何をしているか」「これまでの活動のなかでどんなことに困ったか」「ボランティアとして活動するために、普段どのような勉強をしているか」といったテーマを基に意見交換を行いました。
参加者は和気あいあいと交流し、困ったときの対処法や新しい勉強法について理解を深めました。
2日目は災害時におけるコミュニケーションについての研修を行いました。
外国にゆかりのある方が日本で被災した事例を見ながら、災害が起きたときに助け合うための心構えを学びました。
また、「外国にゆかりのある方が日本で被災した時、どのような問題が起きるか? またその解決策とはなにか?」について検討するワークショップを行いました。
参加者は知識や経験に基づいた意見を共有しあい、ボランティアとしての自身の役割について考えました。
お互いの経験や知識を共有し、ボランティアとしてのスキルやモチベーションを高める機会となりました。
(国際市民交流課)