2024年1月22日(月)に核兵器禁止条約が発効後
3年を迎えるに当たり、ICAN(核兵器廃絶国際キャン
ペーン)のメリッサ・
パーク事務局長が、その原点である広島・長崎、そして東京を訪問しました。
広島滞在中、
パーク事務局長は、平和首長会議会長の松井一實
(まつい かずみ)広島市長と意見交換するとともに、広島平和記念資料館の視察、慰霊碑の参拝・献花、被爆者との面会等を通じて、広島の被爆の実相を実感し、理解を深めました。
1月20日(土)には、「ICAN新事務局長メリッサ・
パーク氏 来広記念講演会」を、ICAN事務局長メリッサ・
パークさんを迎える広島実行委員会の主催、本財団の共催で開催しました。
パーク事務局長は、基調講演で、「被爆の実相が示すとおり、核兵器が人類を破壊へと導くことを回避するためには、核兵器の廃絶しかない。」と強調しました。
その上で、核抑止論の脆弱性
(ぜいじゃくせい)を訴え、「核兵器禁止条約に批准することが日本の果たすべき役割である。」と述べました。
続く被爆者やNPT再検討会議派遣高校生等とのパネルディスカッションでは、被爆者の方々のこれまでの貢献に対し深く感謝の意を述べるとともに、「被爆者のメッ
セージを継承していく若い世代の活動が、過去の過ちを繰り返さないことにつながる。」と語り、若者を激励しました。
講演会には約200人の若者や市民が参加し、
パーク事務局長と平和への思いを共有し、核兵器廃絶のために
一人一人ができることを考える貴重な機会になりました。
(平和首長会議運営課)