平和首長会議では、国内外の加盟都市の若手職員等を広島に招へいするイン
ターンシップを実施しています。
本イン
ターンシップは、被爆の実相を深く理解していただいたうえで、終了後、それぞれの都市が、事務局や他都市との連携を強化しつつ、平和に向けた取組を推進してもらうことを目的としています。
<海外加盟都市>
1月17日から31日までの
2週間、平和首長会議の副会長都市及び
リーダー都市のグラノ
ラーズ市(スペイン)からモンツェラット・カタ・ラドさん、理事都市のウェリントン市
(ニュージーランド)から
フィービー・ロケットさんを受け入れました。
お二人は、平和活動に熱心な広島市立舟入
(ふないり)高等学校で、生徒たちとの交流も行いました。
カタ・ラドさんは、「ヨーロッパ支部は、役員都市の
10都市が毎月ウェブ会議で意見交換を行っている。今後は、平和文化月間の取組を進めたい。」、ロケットさんは、「ウェリントンで『平和の散歩道』を設けるなどしている。今後、原爆ポス
ター展も行っていきたい。」とおっしゃっていました。
今後の各都市との協力関係の充実を期待しています。
被爆体験証言者の八幡照子(やはた てるこ)さん(中)とインターン2人
<国内加盟都市>
1月31日から2月2日までの3日間、北海道から鹿児島県までの国内加盟都市
19都市から、
19名をイン
ターンとして受け入れました。
「被爆の実相」や「核廃絶に向けた人道的アプ
ローチ」について学んでいただくとともに、各都市の取組に関して相互に質疑・意見交換を行いました。
また、グループワークは、「今後加盟都市が行うべき平和推進事業」を
テーマに行いました。
各グ
ループからは、「広島・長崎に派遣した中学生を地域の平和の
リーダーとして育成したい。そのため、被爆地の子どもたちとの継続的な交流を考えられないか。」、「VRやARを活用し、戦争を追体験することができないか。」などの意見が出ました。
これらを通して、参加者からは「他の自治体職員とのグ
ループ
ワークや意見交換は、とても貴重な経験となった。」、「市民の平和意識醸成のために様々な取組を行っていきたい。」などの感想が寄せられています。
(平和首長会議運営課)