和文機関紙「平和文化」No.217, 令和6年9月号

奨学金決定書交付式の開催と平和学習講座の実施

ひろしま奨学金奨学生を決定!

 本財団では、市民及び団体からの寄附金等を「ひろしま留学生基金」として積み立て、広島市への理解や広島市と諸外国との友好に資するため、市内の大学等に在籍する私費留学生に対し、「ひろしま奨学金」を1年間支給しています。 奨学生には平和学習講座を実施するとともに、国際市民交流課のイベント等にも参加していただいています。
 今年度は、30人を奨学生として決定し、7月20日(土)に奨学金決定書交付式を開催しました。
奨学金決定書交付式
奨学金決定書交付式
 交付式の後は、平和学習講座を実施しました。
 奨学生たちには、被爆の実相や核兵器廃絶に向けた取組を学ぶとともに、ヒロシマを発信する活動を積極的に行ってもらうことで、「平和」を通じた国際交流の推進を図っています。
 また、奨学生と同年代の日本人学生がともに学び、彼らから奨学生に対してヒロシマの心を伝えることで、より共感しやすくなるのではないかと考え、公募により8人の日本人学生(広島県内の大学・大学院に所属)にも平和学習講座に参加していただきました。
講義を聴講する奨学生・日本人学生たち
講義を聴講する奨学生・日本人学生たち
 学生たちは被爆の実相や核兵器についての講義を受けたほか、広島平和記念資料館を見学し、被爆体験講話を聴講しました。 その後、一日かけて実施した平和学習を振り返り、グループワークを行いました。 ここでは、自身のバックグラウンドに基づく、「平和なこと」、「平和でないこと」について思いつくことを挙げていき、他の学生たちと共有しました。
 最後に、奨学生たちは1日の総括を色画用紙に書き、それぞれの考える「平和」のメッセージを作成しました。
奨学生と日本人学生が交流する様子
奨学生と日本人学生が交流する様子
奨学生たちの平和宣言
奨学生たちの平和宣言
奨学生と日本人学生が交流する様子
奨学生と日本人学生が交流する様子
奨学生たちの平和宣言
奨学生たちの平和宣言
 この「ひろしま奨学金」制度は、昭和63年度(1988年度)から始まり、昨年度までに1,103名に支給を行ってきました。 皆様の「ひろしま留学生基金」への温かいご支援をお待ちしております。
ひろしま留学生基金へのご寄附に関するお問い合わせは
(公財)広島平和文化センター 国際市民交流課
 〒730-0811 広島市中区中島町1番5号 (広島国際会議場3階)
 TEL(082)242-8879

国際市民交流課HP
 
【令和5年度にご寄附いただいたみなさま】(敬称略・順不同)
国際ソロプチミスト広島(36年継続)、一般財団法人多山報恩会(33年継続)、公益社団法人日本産業退職者協会広島支部(18年継続)、橋本真知子氏(12年継続)
 
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