和文機関紙「平和文化」No.219, 令和7年3月号

通訳ボランティア・広島市災害通訳等ボランティア研修会を開催しました

 広島平和文化センターでは、日本語での円滑なコミュニケーションが難しい外国人市民への支援の一環として、区役所、学校、保育・幼稚園や、国際交流イベントへ、通訳ボランティアを派遣しています。 また広島市では、災害時などに、外国人からの相談や問い合わせの通訳、多言語による情報提供を行うための翻訳などの活動を行う、広島市災害通訳等ボランティアを運営しています。
 これらボランティアとして活動する上で必要となる基礎知識や心構えなどを学ぶ研修会を、一般財団法人自治体国際化協会の地域国際化推進アドバイザー派遣事業を活用して、2月1日と8日に開催しました。
 2月1日には、通訳ボランティアとしての心構えや倫理についての講義を行いました。 外国人市民は文化や制度、習慣の違いによって、単純に翻訳するだけでは伝わらないことがあります。 情報をより正確に伝えるため、気をつけるべき点について学ぶことができました。
コミュニティ通訳のあり方を説明
コミュニティ通訳のあり方を説明
 2月8日には災害時の外国人支援についての講義を行いました。 講師の豊富な経験に基づく話に、参加者は真剣に耳を傾けていました。 このほか、災害時を想定した翻訳練習等も行い、時間、人、モノが限られている中で支援を行うことの難しさを実感しました。
情報選別グループワークの様子
情報選別グループワークの様子
 研修会を通して、参加者からは「これから活動するうえでとても有益な時間となった。」「わかっていたつもりでいたが、忘れていたことも多かった。今後も継続して受講したい。」といった感想が寄せられました。
(国際市民交流課)
 
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