令和8年(2026年)3月5日、広島平和記念資料館東館1階に「PEACE CREATION FACTORY(ピース・クリエーション・ファクトリー)」がリニューアルオープンしました。
今回のリニューアルは、来館者の増加に対応するとともに、売り場面積の拡充と商品の充実を図るために行ったものです。
売り場面積は以前の約2倍となる約80平方メートルとなり、店内は落ち着いた木のぬくもりを感じる色調でまとめられています。
ミュージアムショップは、広島平和記念資料館の展示を見終えた来館者が最後に立ち寄る場所であり、平和に関する商品を手に取り、平和への思いを深め、その思いを日常に持ち帰っていただく場でもあります。
「PEACE CREATION FACTORY」の店名サインは、広島市西区三篠町
(みささちょう)にある株式会社歴清社
(れきせいしゃ)が扱う錫箔
(すずはく)を使用し、銀色に仕上げています。
爆心地から2.2kmで被爆した同社の倉庫(久永
(ひさなが)金紙押紙
(きんしおうし)工場)は、現存する被爆建物の一つであり、店名サインにも、広島の記憶とつながる縁を大切にしたいという思いが込められています。
店名サイン「PEACE CREATION FACTORY」
店名は、平和記念公園及び広島平和記念資料館を設計した丹下健三
(たんげ けんぞう)氏の言葉に由来しています。
丹下氏は、「平和は自然からも神からも与えられるものではなく、人々が実践的に創り出してゆくものである……いま、建設しようとする施設は、平和を創り出すための工場でありたいと考えた。」と述べています。
ミュージアムショップの商品は、帰宅後、日常生活の中で平和を想起するきっかけとなるなど、来館者の心に「平和の砦
(とりで)」を創造する役割を果たすとの考えから、店名を「PEACE CREATION FACTORY
(ピース・クリエーション・ファクトリー)」と名付けました。
今回、新たなオリジナルグッズ12種類を開発しました。
新商品には、慰霊碑を中心に平和記念公園をモチーフにしたマグネット、折り鶴をあしらったボールペンやステッカー、平和記念公園の地図に慰霊碑や原爆ドームなどのシールを貼るセット、平和記念公園の眺望や広島平和記念資料館をデザインしたクリアファイルなどがあります。
これらは、(公財)広島平和文化センターの職員がデザインを考案して製作しました。
クリアファイルの裏面には、「力や恐怖ではなく、様々な違いを乗り越えて、人類の共通の価値を大切にして、平和を創っていきましょう。」というメッセージが記されています。
グッズを通じて、平和の大切さを伝えていきます。
新たに加わったオリジナルグッズ
ショップを訪れた人からは、「広くなって店内が明るくなり、良い雰囲気になった。」という声がありました。
なお、ミュージアムショップの売上は、令和7年度には2億7,260万円となり、前年度の1億9,804万円を大きく上回りました。
こうした収益は、来館者の平和への願いが込められた貴重な財源として、(公財)広島平和文化センターにおける平和発信事業の強化に生かしていきます。
広島平和記念資料館の展示はもとより、商品を通じて平和への思いを伝えていくため、今後も順次、来館者の目線に立って、オリジナルグッズを充実させ、平和を願うヒロシマの心を大切に持ち帰っていただけるショップを目指していきます。
(平和記念資料館 運営企画課)