スペインでのヒロシマ・ナガサキ原爆展
スペイン第2の都市であるバルセロナ市において、平成27年(2015年)1月13日から2月8日まで、また、同市近郊のグラノラーズ市において、同年2月11日から3月8日まで、「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」を開催しました。
  昭和11年(1936年)から14年(1939年)までのスペイン内戦時に空爆を受け、多くの一般市民が命を落としたグラノラーズ市は、平和の実現に向け熱心に活動する都市であり、平成21年(2009年)8月からは平和首長会議副会長都市として、積極的に同会議の活動に参加しています。 今回、同市の協力を得て同市のあるカタロニア地方で最大の都市であるバルセロナ市でも原爆展を開催することになりました。
  バルセロナ市のボルン文化センターでの原爆展では、広島・長崎の被爆の実相を説明したパネルや、映像資料等を来場者が熱心に見学していました。
  また、グラノラーズ市のグラノラーズ博物館では、パネルのほか、ボロボロになった中学生の制服など被爆資料10点も展示しました。
  スペインで初めての原爆展ということもあり、新聞、雑誌、ラジオなどから多くの取材を受けたほか、被爆体験証言を行うために渡航した梶本(かじもと)淑子(よしこ)さんがテレビの生番組に出演し当時の体験を話す機会を設けるなど、現地マスコミの関心の高さがうかがえました。
  さらに、グラノラーズ市での開会式のほか、
ボルン文化センターでの開会式における志賀(しが)平和記念資料館長の挨拶
両市の学校などでも被爆体験を聞いていただき、多くの市民の方々に被爆の実相を直接伝えることができました。
  原爆展会場に来場した人々からは、「被爆の実相を初めて知り、大変勉強になった」、「中学生の制服が非常に小さくて驚いた」といった感想や、 学生からは、「アメリカを恨む気持ちはないか」といった質問や、 「いつまでも元気で証言をして欲しい」といった感想が寄せられました。
グラノラーズ博物館で被爆体験証言

(平和記念資料館 啓発課)

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