アメリカ議会図書館などで写真資料の収集を行いました
 平和記念資料館では、これまで被爆資料や遺品、写真などの被爆に関する様々な資料を調査し、収集・整理してきました。
 平成28年11月から12月にかけ職員2人をアメリカに派遣し、議会図書館(ワシントンDC)、海軍歴史遺産部(同)、国立空軍博物館(オハイオ州デイトン)の3機関で原爆に関する写真資料の収集を行いました。 これらの機関で資料館が調査を行ったのは初めてです。

◯ 議会図書館
 廃刊となった新聞・雑誌の旧蔵写真や、原子力関係の組織から移管された資料から約710点を収集。 これまで未見のエノラ・ゲイ(原爆投下機)から撮影されたきのこ雲や、投下後に記者会見を行う原爆関係者の写真も含まれていました。
◯ 海軍歴史遺産部
 海軍の部隊からの移管資料や元軍人から寄贈を受けた写真約780点を収集。 航空機から撮影された被爆後の広島の写真や、資料館開館直後の平和記念公園内の写真などが含まれていました。
◯ 国立空軍博物館
 原爆投下部隊や、元軍人などから寄贈された写真約670点を収集。 航空機から撮影された被爆後の広島の写真などがあり、エノラ・ゲイ乗組員のサインの入った写真が1枚含まれていました。
エノラ・ゲイから撮影したきのこ雲
アメリカ議会図書館 Prints & Photographs Division 所蔵
 平成29年1月24日には報道機関向けに調査内容の発表を行い、各社で報道されました。 当日報道機関に提供した10枚の写真は資料館ホームページの平和データベースにも掲載しています。
 資料館では、今回収集した写真資料の整理・分析を続けるとともに、今後も継続して調査を行います。

(平和記念資料館 学芸課)

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