広島市と長崎市は、被爆の実相や被爆者のメッセージを若い世代に伝えるため、学術的に整理・体系化し、学問として普遍性を持たせた「広島・長崎講座」の開設・普及に取り組んでいます。
本財団は、平成29年4月から6月の間、次の米国の3大学が広島で実施した平和学習に際し、プログラムの実施支援等を行いました。
カールトン大学
4月19日(水)、学生15人と教員1人が、同大学2回目の平和学習を行いました。
平和記念公園や平和記念資料館、原爆死没者追悼平和祈念館の見学、被爆体験証言の聴講を通し、被爆の実相や平和について考える有意義な1日となりました。
インディアナポリス大学
5月11日(木)から5月13日(土)まで、学生10人と教員3人が、同大学6回目の平和学習を実施しました。
平和記念資料館見学、国連訓練調査研究所(ユニタール) 広島事務所訪問、被爆体験証言の聴講、鶴田マリ広島YMCA外語学院名誉学院長の講義、原爆死没者追悼平和祈念館の見学などを通して、被爆の実相について学びました。
セントラルコネティカット州立大学
6月3日(土)、学生11人と教員2人が、同大学11回目の平和学習を行いました。
平和記念公園や平和記念資料館、原爆死没者追悼平和祈念館の見学、被爆体験証言の聴講などを通し、被爆の実相を学びました。
また、引率の友田静子教授のお母様の遺影が祈念館に登録されており、一行はその見学を通して、被爆とその記憶の継承についてより身近に感じたようでした。
その他、広島市立大学及び広島経済大学の学生と、広島の夏の訪れを告げる祭「とうかさん」を楽しみ、交流を図る良い機会となりました。
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被爆体験証言者の小倉桂子さんと一緒に(カールトン大学)
鶴田マリ名誉学院長と一緒に(インディアナポリス大学)
平和記念資料館の前で(セントラルコネティカット州立大学)
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