シュモーハウス企画展 「Sarayama Village―フロイド・シュモーが写した
広島・江波・皿山」 を開催
 中区江波(えば)二本松1丁目にある平和記念資料館附属展示施設シュモーハウスで、フロイド・シュモー氏自らが撮影した広島や江波の貴重なカラー写真を紹介する企画展を、8月2日から11月5日まで開催しました。
 米国の森林学者で平和運動家のフロイド・シュモー氏は、広島・長崎への原爆投下に心を痛め、住まいを失った広島の人々のために家を建てる活動を進めました。 その際、シュモー氏は自らのカメラで、広島の風景や人々、「広島の家」建設の様子をカラー写真等で撮影していました。 今年7月、これらの貴重な写真163枚が米国のシュモー氏遺族から市民団体シュモーに学ぶ会へ寄贈され、平和記念資料館へ寄託されました。
 今回の企画展では、これらの写真を使い、中区江波皿山のふもとに建てられた「広島の家」の写真を中心に紹介しました。
 来場者からは、「シュモーさんの優しさ、強さに心が揺さぶられた。」「シュモーさんの想いをこの先も
受け継いでいきたい。」等の感想が寄せられました。
 自ら資金を集め、人種を超えた仲間と共に、住まいを失った被爆者のための家を建てたシュモー氏の深い愛と、絶望の中から生きる勇気と希望を見出し、復興へと歩みだした市民の姿が伝わる展示となりました。
 また、8月4日から6日にはシュモーに学ぶ会による随時解説と紙芝居や絵本の読み聞かせ等も行い、たくさんの親子連れ等で(にぎ)わいました。
シュモーに学ぶ会による読み聞かせの様子

(平和記念資料館 学芸課)

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