「姉妹・友好都市の日」記念イベント
姉妹・友好都市を市民に紹介
〜大邱の日、ハノーバーの日、モントリオールの日〜
 広島市は、海外に6つある姉妹・友好都市ごとに「姉妹・友好都市の日」を設けて記念イベントを開催しています。 イベントの進行役は公募等で選ばれたヒロシマ・メッセンジャーが務めました。

大邱(テグ)の日
 5月3日(木・祝)から5日(土・祝)まで、ひろしまフラワーフェスティバル会場で「大邱の日」記念イベントを開催しました。 主催―「平成30年度大邱の日実行委員会」(広島県日韓親善協会や本財団など16団体で構成)
 今年度は、大邱広域市から、(クォン)泳臻(ヨンジン)市長をはじめとする代表団と、市職員により結成された「大邱市合唱団カラフルコーラス」の皆さんの、合わせて約50人の訪問団が来広し、記念ステージイベントや市内で開催された音楽イベントへの参加、「韓国・大邱マダン(ひろば)」で大邱広域市紹介コーナーの出展を行いました。
 3日の記念セレモニーでは、実行委員長、広島市長、大邱広域市長、駐広島大韓民国総領事館総領事が挨拶されました。 その後、カラフルコーラスの皆さんが息の合った素晴らしい合唱を披露し、約
800人の観客を魅了しました。 カラフルコーラスの皆さんは、4日(金・祝)にエリザベト音楽大学で行われた「世代と国境をつなぐスペシャルコンサート」にも出演し、見事な歌声を披露されました。
 また、3日間を通じ、韓国・大邱マダン(ひろば)では、大邱広域市観光紹介コーナーのほか、韓服(チマチョゴリ)体験コーナー、韓国家庭料理の販売を行い、家族連れや若い女性を中心に多くの方で(にぎ)わい、韓国の文化に触れました。
 期間中、6,000人余りの来場者があり、催しは大変盛況のうちに終わりました。
 大邱市合唱団カラフルコーラスの皆さん(カーネーションステー
 ジ)
ハノーバーの日
 5月27日(日)、広島市留学生会館で「ハノーバーの日」記念イベントを開催しました。 主催―「平成30年度ハノーバーの日実行委員会」(広島ハノーバー友好協会や本財団など12団体で構成)
 ドイツ料理の試食・試飲コーナーでは、ハノーバーと交流の深い上田(うえだ)宗箇(そうこ)(りゅう)茶道の体験、本場ドイツ製法のソーセージとドイツパン、バウムクーヘンの試食、2つのグラスに異なる酒等を注ぎ一気に飲み干すルッチェラーゲ体験会を行いました。
 ドイツ・ハノーバーの紹介展示では、50周年を迎える広島市とハノーバー市の交流の歴史やハノーバー市訪問団の記録写真展示を行い、ハノーバー市を訪問した青少年が来場者に交流の様子を説明しました。 そのほか、上田宗箇流の「茶の湯」を通した交流展示、ハノーバー電車のペーパークラフト体験、ドイツ絵本の展示・読み聞かせ、やさしいドイツ語筆書き体験、ハノーバーからやってきた7人乗り自転車「カンファレンスバイク」の展示を行い、各コーナーとも、大人も子どもも大勢が訪れ賑わいました。
 ホールでは記念セレモニーを行い、主催者等が挨拶し、ハノーバー市長から届いたビデオメッセージが紹介されました。 続いて、今年、青少年交流50周年を迎える広島ハノーバー友好協会が、青少年交流の歴史やハノーバー市訪問の報告を行いました。 まず、成人グループの代表として徳原(とくはら)光治(こうじ)さんに
青少年交流の発表をする篠原隼さん
より、ハノーバー広島友好協会に熱烈な歓迎を受けたこと、聖マーティン教会での邦楽コンサートの開催、ハノーバー市長への表敬訪問、記念植樹、記念パーティへの参加、ヘレンハウゼン王宮庭園の観光などの報告がありました。 交流の歴史の中では、昔のホームステイ先の友人と45年ぶりに再会を果たしたことにも触れました。 次に、青少年代表として篠原(しのはら)(はやと)さんが発表しました。 ホストファミリーとの対面、アスレチックやドイツ料理クッキングなどによる交流、サッカースタジアムの見学など行い、短い滞在の中で青少年の大きな成長を感じ、これからも交流を続けていきたいと締めくくりました。
 その後、ドイツ音楽コンサート第1部として、ドイツにゆかりのある曲を中心に、ヴァイオリンの上野(うえの)眞樹(まさき)さん、フルートの片岡(かたおか)朗子(あきこ)さんとピアノの岡田(おかだ)美穂(みほ)さんの2組による演奏がありました。
 続いて、ヒロシマ・メッセンジャーのダニエル・ラーベさんと白井(しらい)佳奈(かな)さんが、ハノーバーと日本の生活の違いを紹介し、ドイツ国旗の色である黒、赤、金のドイツ語を来場者と覚え、ハノーバーに関する簡単なクイズを行いました。
 ドイツ音楽コンサート第2部では、オーボエの上田(うえだ)愛彦(よしひこ)さんとピアノの荒谷(あらたに)心里(しんり)さん、ヴィオラの沖田(おきた)孝司(たかし)さんとピアノの沖田千春(ちはる)さんの2組による演奏がありました。 最後に来場者全員で「野ばら」を合唱して終了しました。
 約270人の来場者があり、多彩なプログラムを通し、楽しくハノーバーやドイツに触れ、より身近に感じることができました。
姉妹都市提携20周年記念
モントリオールの日
 6月4日(月)、JMSアステールプラザ大ホールで「モントリオールの日」記念イベントを開催しました。 主催―「平成30年度モントリオールの日実行委員会」(広島カナダ協会や本財団など6団体で構成)
 今年度は姉妹都市提携20周年の記念の年であり、モントリオール市から、ヴァレリー・プラント市長をはじめとする代表団と、記念公演に出演する、カナダ出身の有名ピアニスト、シャルル=リシャール・アムラン氏、モントリオール市を拠点に活動するアクロバティックパフォーマンス集団“シルク・エロワーズ”団員のアラタ・ウラワ氏、また、モントリオール市商工会議所と同市の企業関係者で構成された経済交流団の、総勢約50人の訪問団の臨席のもとで盛大に行いました。
 記念セレモニーでは、スコット・マッキーマン実行委員長、松井(まつい)一實(かずみ)広島市長、永田(ながた)雅紀(まさのり)広島市議会議長が挨拶。 その後、プラント市長に広島市名誉市民称号を贈呈し、同市長が挨拶されました。
 続いて、ヒロシマ・メッセンジャーの大ア(おおさき)宏予(ひろよ)さんと倉橋(くらはし)智子(ともこ)さんが、モントリオール市を紹介しました。 同市の歴史、文化、観光など、画像を使った分かりやすい説明は、来場者のみでなく、モントリオール市関係者からも大好評でした。
 記念公演では、アムラン氏の素晴らしいピアノ演奏と、ウラワ氏の迫力あるジャグリング・パフォーマンスに来場者は魅了されました。
 続いて行われた、成田―モントリオール直行便
ヴァレリー・プラント市長への広島市特別名誉市民称号の贈呈
の航空券がペア1組(提供:エア・カナダ)、カナダ先住民制作の石製彫刻品が1人(提供:ケベック州政府在日事務所)に当たるお楽しみ抽選会では、会場全体が大いに盛り上がりました。
 また、当日のホールロビーに設けられたメープルシロップなどの特産品の展示・販売コーナーは、多くの来場者が訪れて大人気でした。
 約700人の来場者は、今回のイベントを通じ、モントリオールやカナダへの理解を深めました。

(国際交流・協力課)

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