国連軍縮フェローズの受入れ
 国連が主催する軍縮専門家育成のための「国連軍縮フェローシップ・プログラム」に参加する研修生(フェローズ)を、広島に10月1日(月)から2日間、受入れました。
 このプログラムは、国連が昭和54年(1979年)から実施している研修事業で、広島では昭和58年(1983年)から毎年受入れを続け、本年で受入れの累計人数は900人を超えました。
 今回は、25か国の若手外交官等27人が参加しました。
 一行は1日(月)には、小溝(こみぞ)本財団理事長から平和首長会議の核兵器廃絶に向けた取組などについて説明を受けました。 続いて、平和記念資料館、原爆死没者追悼平和祈念館、原爆ドーム等を見学した後、原爆死没者慰霊碑への献花を行いました。 広島市民との交流では、被爆の実相を伝える書籍と、各フェローズの国旗の色で構成された折鶴レイが手渡されたほか、地元の高校生から銅板で作った折り鶴が寄贈されました。 最後に、被爆体験証言を聴講しました。
 2日(火)には、放射線影響研究所を訪れ、ウーリック副理事長兼業務執行理事から放射線が人体に与える影響について講義を受けました。 講義後は質問が相次ぎました。
 台風で大幅な予定変更を余儀なくされた今回の受入れですが、一行からは可能な限り予定のプログラムを実施してほしいとの声が上がり、限られた時間の中で有意義な広島滞在となりました。 フェローズの皆さんは、とても熱心に受講され、被爆の実相について理解を深めるとともに、被爆地の思いを共有できた2日間となりました。
原爆死没者慰霊碑献花後のフェローズ一行

(平和連帯推進課)

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