海外からの来訪者が発信するメッセージ
~平和記念資料館芳名録より抜粋、日本語に訳したもの(仮訳)を掲載しています~
マカモ・デリョーヴォ・ヴェロニカ・ナタニエル/モザンビーク共和国国民議会議長
広島市民の皆様へ
 我々代表団は、原子爆弾の犠牲者を哀悼し、また、かけがえの無い命を失い、戦争の犠牲となった日本国民に連帯の意を表します。
 モザンビーク国民は、悪夢のような戦争を経験し、その悲惨さを身にしみて理解しています。
 従って、我々は平和を支持し、人類すべてに平和を希求します。
 モザンビーク国民は、核兵器のない世界と原子力エネルギーの平和的利用を擁護し、モザンビークと日本の友好協力関係の強化、世界の平和と調和を願います。
 共に世界を平和にする中心となりましょう。
(2018年2月10日)
カル・ジャヤスーリヤ/スリランカ民主社会主義共和国国会議長
 広島訪問はスリランカ代表団にとって記念すべきものとなりました。
 1945年8月6日に広島の人々が受けた苦しみに心が痛みました。
 このような破壊行為が二度と繰り返されないよう祈ります。
 善き行いをすべく全力を尽くします。
 広島の皆さまの平和と繁栄と幸福とを祈念いたします。
(2018年3月1日)

ムハンマド・アル・イーサ/ムスリム世界連盟事務総長
 この歴史的な広島平和記念資料館を訪れることができて嬉しく思います。 また、資料を拝見し、お話を伺って非常に感銘を受けました。 人類の存在に対する脅威である核兵器拡散を制限する重要性を再確認させる、この人類の悲劇がもたらした損害の深さを痛感しました。 社会生活において平和は、最も重要な人類の願いであるとも感じました。
 私たちは、文化や芸術を通じて他国を魅了する「ソフトパワー」こそが調和と真の人類の平和の武器であると考え、またこのソフトパワーを得る者こそが真の勝者だと考えています。 強力な権力が一時的に勝利を得たとしても、その強大な影響はそれを行使する名目上のものにすぎないと信じています。
(2018年3月14日)

ニキル・セス/国連事務次長補兼ユニタール事務局長
 これほどに心を揺り動かされ、胸が締め付けられたことはありません。 広島平和記念資料館が今の世に伝える、無意味な戦争、死、破壊、そして兵器の無益さを訴えるメッセージは、後世に残る貢献のひとつとなるでしょう。 しかし、平和への誓い、復興、連帯、調和もまた、ヒロシマからのメッセージです。 人類の繁栄と尊厳を守るためには、世界はより一致団結する必要があるのです。
(2018年3月30日)


アイマン・アリ・カーメル/駐日エジプト・アラブ共和国特命全権大使
 温かい歓迎に心から感謝いたします。 また、広島平和記念資料館を訪れた際に館内をご案内いただき誠にありがとうございました。
 本日私が目にしたものは、世界平和の大切さを認識させるものであり、人類と世界平和を守るために暴力を放棄し、世界が大量破壊兵器を手放すことに取り組ませるものであります。
(2018年4月2日)


カミラ・ハニファ/駐日ブルネイ・ダルサラーム特命全権大使
 広島の方々の経験は、私たちが共に力を合わせて核兵器のない世界を作らなければいけないという事を教えてくださいます。
 アラーの祝福が皆様と共に常にありますように。
(2018年4月9日)

エウニシオ・ロペス・デ・オリヴェイラ/ブラジル連邦共和国上院議長
 今回の私の訪問に同伴した妻モニカと娘マリア・エドゥアルダ、並びに日本への公式訪問において私が率いたブラジル連邦上院議員団の上院議員、アントニオ・アナスタシアとジョルジ・ヴィアナを代表して、広島に投下された原子爆弾の犠牲となった罪のない数十万もの犠牲者の御親族、御子孫に心よりお悔やみ申し上げます。
 ブラジル国会の議長として、二度とこのようなことが繰り返されないことを望みます。
 神が我々すべてをお守りいただけますように。
(2018年4月19日)


アブル・ハッサン・マームード・アリ/バングラデシュ人民共和国外務大臣
 バングラデシュ政府とバングラデシュ国民を代表して、広島の原爆被害の犠牲となられた方々に謹んで哀悼の意を捧げます。
 広島の皆さまの、生活を再建した復活力、世界平和の実現に向けて活動し続ける決断力に、敬意を表します。
(2018年5月15日)


ラインハルト・トット/オーストリア共和国連邦参議院議長
 核兵器が初めて使用されたこの場所で、犠牲者を悼むとともに、惨禍を生き抜いた方々への強い連帯感を覚えています。
 この唯一無二の苦しみを前に、オーストリアの核軍縮政策を続ける決意を新たにしました。
(2018年5月17日)


フランシスコ・シャヴィエル・エステヴェス/駐日ポルトガル共和国特命全権大使
 広島と平和記念資料館を訪れることができたことを貴重な経験だと思います。
 我々が考えるべきことは1つだけ、「ノーモア!」
 人が人を苦しめることは理解不能で耐えがたいものです。
 善意ある人の願いは1つだけ、それは、二度と繰り返さないことです。
(2018年5月25日)
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