ヒロシマの心を伝えよう
中・高校生ピースクラブ

平成14年度から広島市と本財団は、平和の推進に自ら取り組む人材育成を図るため、「中・高校生ピースクラブ」を開催しています。 今年度は6月から8月にかけて6回にわたり開催し、31人が参加しました。 広島平和記念資料館の見学、被爆体験講話などの活動を通して、 原爆被害の実相や、被爆による白血病で亡くなった佐々木禎子(ささき さだこ)さんの一生について学ぶとともに、 リーパー本財団理事長から核兵器をめぐる世界の状況について聞きました。
  また、8月6日に「サダコと折り鶴ポスター展」を開催するため、展示解説の準備をしました。 ポスター展では、英語での説明に挑戦したメンバーもおり、国内外の多くの人に被爆の実相と平和の大切さを伝えることができました。 会場内に設置した折り鶴コーナーでは、メンバーのメッセージに共感した方々が、たくさんの折り鶴を折ってくださいました。

さらに、今年度は、ピースクラブとして初めて、長崎市で開催された青少年ピースフォーラムに参加しました。 このフォーラムは、8月9日に開催される長崎の平和祈念式典に参加するために長崎市を訪れる全国の自治体の平和使節団が一堂に会して、平和の(とうと)さについて考える平和学習会であり、 長崎市の青少年ピースボランティア(15歳から30歳)が運営しています。 広島から長崎までバスで片道6時間というハードな日程でしたが、全国の青少年と一緒に平和宣言を作成し、長崎市の青少年の平和への取組を学ぶことができ、大変充実した学習会になりました。
  このピースクラブの参加者からは「今回の経験・勉強を生かして内外に広く発信していきたい」 「来年は自分たちが広島でピースフォーラムを開催したい」 「広島の中高校生のパワーで、世界を巻き込んでいく活動をしていきたい」などの感想が寄せられ、平和活動への関心は大いに高まりました。
長崎市で開催された「青少年ピースフォーラム」の交流会で「サダコと折り
鶴について説明するピースクラブ

(平和記念資料館 啓発担当)

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