「絵本 はだしのゲン」複製原画資料展を開催
子どもたちの多くは、まず、「はだしのゲン」を読んで、原爆を知るといわれています。   平和記念資料館では、「絵本 はだしのゲン」の複製原画を展示する資料展を、平成24年7月19日から9月3日まで、当館東館地下1階で開催しました。
中沢啓治(なさざわ けいじ)氏の「はだしのゲン」誕生のきっかけとなった作品、「おれは見た」は、 昭和47年(1972年)10月、『別冊月刊少年ジャンプ』(集英社(しゅうえいしゃ))の漫画家自伝企画の第一弾として掲載されました。 そして、翌年六月から『週刊少年ジャンプ』で「はだしのゲン」の連載が始まりました。
  平成24年は「おれは見た」の発表から40年の節目の年に当たることから、中沢氏から広島市に寄贈された「絵本はだしのゲン」の原画を紹介する資料展を行いました。
  今回の資料展では、中沢氏のメッセージや複製原画を14点のパネルにして展示するとともに、
資料展のタイトル・パネル
平成23年7月に完成した中沢氏の生涯を取り上げた記録映画「はだしのゲンが伝えたいこと」も会場で上映しました。 夏休み期間中でもあり、観覧者が途絶えないほどの盛況ぶりでした。
中沢啓二氏は昨年12月19日に逝去されました。
生前のご功績を偲び、心よりご冥福をお祈りいたします。

(平和記念資料館 啓発課)

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