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平成25年度 「国際交流・協力の日」
平成25年11月17日(日)、広島国際会議場、平和大通り緑地帯などを会場に、国際交流や国際協力の34の催しを開催しました。
 今年で14回目となるこのイベントには、広島市長が地球のステージ開催前に挨拶を行い、屋外ではステージイベントを実施するなど、延べ約8,000人の参加がありました。
 参加者は、国際交流・協力について、楽しみながら学んでいました。 (主催―広島市、本財団など。主管―平成25年度「国際交流・協力の日」実行委員会)

☆「地球のステージ4」〜放浪篇+震災未来編(英語の字幕付き)〜
 今年も、国際医療救援活動を展開されている桑山(くわやま)紀彦(のりひこ)さん(宮城県名取(なとり)市で病院を開業している心療内科医)が案内役となり、語りとライヴ演奏、そして大型映像を駆使し、日本や世界で起きている様々な出来事を紹介しました。
 桑山さんとの音楽を通じた交流により東日本大震災の被災地の子供たちが心を開き、未来へ想いを馳せる様子を通して、震災被害の悲惨さとそれを乗り越え前を向いていく勇気の尊さを訴えました。
 東日本大震災の被災地からは、桑山さんの病院のある宮城県名取市の子どもたちと一緒に取り組んでいる「心のケア」の活動や、悲しみを乗り越え一歩を踏み出した閖上(ゆりあげ)中学校遺族会の皆さんの取り組みなど、被災地の今を発信しました。
 参加者は桑山さんの発するメッセージにそれぞれ深い感銘を受けて、涙する方も多くいました。 今年は、英語の字幕付きで、外国の人たちにも楽しんでいただきました。

☆「なんとかしなきゃ!プロジェクト」トークセション
 JICA(独立行政法人国際協力機構 中国国際センター)などが全国で国際協力活動の重要性をPRする「なんとかしなきゃ!プロジェクト」のトークセッションを開催しました。 「スポーツと国際協力」という切り口から、スポーツに関連した「なんプロ著名人」・青年海外協力隊等を招き、元サッカー日本代表の北澤(きたざわ)(つよし)さん、元シドニーオリンピック水泳日本代表の萩原(はぎわら)智子(ともこ)さん、おかやま山陽高校野球部監督の(つつみ)尚彦(なおひこ)さん、進行は広島テレビアナウンサー西名(にしな)みずほさんで、それぞれエピソードを交えながら、異文化コミュニケーションのコツなどをお話ししていただきました。
 賞品が当たるクイズなどもあり、会場は大変盛り上がりました。

☆「朝鮮通信使フォーラム、二国間ユネスコ登録をめざして」など
 朝鮮通信使フォーラムでは、釜山(プサン)大学教授、広島大学大学院教授、朝鮮通信使縁地(えんち)連絡協議会事務局長、民団(みんだん)監察委員長の4人の発表は、それぞれの立場が鮮明に表れていて、朝鮮通信使の二国間ユネスコ登録の現在の動き全体を理解するのに大きな効果があり、参加された皆様が熱心に聞き入っておられました。 数社の報道もあって、市民が「朝鮮通信使」について知る機会となりました。
 また、関連のイベントを屋外ステージで行い、多くの市民が楽しんでいました。

☆世界の料理と民芸品バザー
 国際会議場南側の平和大通り緑地帯では、「ひろしま国際村 世界の屋台」と称し、15団体が世界の様々な屋台料理を販売しました。 また、「国際協力バザー」会場も14団体が参加し、国際色豊かな民芸品などを販売しました。 それぞれ多くの来場者でにぎわっていました。 これらの売上は、参加団体の国際協力活動に役立てられます。

☆国際交流・協力活動の紹介
 市民団体や大学、企業・団体など計19団体がブースを設け、それぞれの国際交流・協力活動について取り組み内容を紹介しました。 参加者からは「広島にこれだけ多くの国際交流・協力活動団体があることを初めて知りました」との感想も聞かれました。

☆日本伝統文化の紹介と体験
 毎年外国人に好評な、着物の着付けや茶道、いけばな、手描き友禅の体験コーナーを実施しました。 外国人には日本文化に触れてもらい、日本人には日本文化の素晴らしさを再認識してもらう契機となりました。

このほか、イベント会場をまわってクイズに答えるとプレゼントがもらえるクイズラリーや、親子で楽しめる催し、外国人のための法律相談コーナー、鍵盤ハーモニカや世界のコインを寄贈し開発途上国の子どもたちを支援する活動などもあり、各会場は大いに盛り上がっていました。
ボランティアとして参加した学生たちからも、「実に楽しかった。」との言葉を多くいただきました。

野菜や果物に草花などのモチーフを彫刻するタイの伝統文化、タイカービング体験の様子

(国際交流・協力課)

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