平和首長会議の活動強化
アメリカ・メキシコ訪問
小溝(こみぞ)泰義(やすよし)平和首長会議事務総長(本財団理事長)は、今年2月、平和首長会議副会長都市へのリーダー都市就任要請や「第2回核兵器の人道的影響に関する国際会議」への出席、国連との連携強化等を目的としてアメリカ及びメキシコを訪問しました。
  小溝事務総長の主な用務は次のとおりです。

平和首長会議副会長都市へのリーダー都市就任要請
  アメリカ・アクロン市長、メキシコ・メキシコシティ市長、「第2回核兵器の人道的影響に関する国際会議」に出席したノルウェー・フロン市長に対し、リーダー都市への就任を要請しました。 アクロン市長は就任を受諾、他の2人の市長からも前向きに検討するとの回答を得ることができました。
  また、各市長と平和首長会議の今後の取組等について意見交換を行いました。

第2回核兵器の人道的影響に関する国際会議への出席
  この会議は、146の国が参加し、メキシコで開催されました。
  小溝事務総長は、会議冒頭の被爆体験証言セッションにおいて意見発表を行い、被爆者への謝意と敬意を表した上で、被爆者の「あのような悲劇は誰にも繰り返させない」との止むに止まれない人間の深い心情から発する尊いメッセージを、まさに今の世界の人々が厳粛な気持ちで受け止めるべきであると訴えました。 その上で、地球共同体という考え方こそが、新しい種類の信頼できる国際的安全保障を担保し、世界恒久平和の礎となる、との意見を表明しました。
  また、会議に参加していた各国政府やNGO関係者、核軍縮専門家、在外被爆証言者等と核兵器廃絶に向けた意見交換を行いました。
意見発表する小溝事務総長
アンゲラ・ケイン国連軍縮担当上級代表と小溝事務総長
国連との連携強化
  アンゲラ・ケイン国連軍縮担当上級代表と面会し、平和首長会議の現在の取組について説明を行うとともに、4月末のNPT再検討会議準備委員会に松井広島市長が出席する際、国連事務総長との面会への協力を要請しました。
  ケイン上級代表は、広島・長崎両市が被爆体験を積極的に伝えていることを高く評価して、これまでの国連との協力関係に満足の意を表明しました。

(平和連帯推進課)

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