国際交流・協力の日2014
平成26年11月16日(日)、広島国際会議場、平和大通り緑地帯などを会場に開催されたこのイベントは、今回で15回目を迎えました。
  イベントの開幕をゲストや主催者・共催者代表によるテープカットで祝い、広島市や近郊で国際交流や国際協力活動をしている市民団体や企業65団体が、異文化理解や地球環境、多文化共生、日本文化体験など37の多彩な事業を催し、延べ約8,600人が来場しました。
  参加した外国人も日本人も、世界各国の文化に触れる一日となりました。 (主催 本財団。共催 独立行政法人国際協力機構中国国際センター、公益財団法人ひろしま国際センター、広島市)

☆ 国際協力講演会「共に育つ地球市民」
  カンボジアなどに、学校を建設したり、不要になった鍵盤(けんばん)ハーモニカを送るなどの活動をしている、脚本家でJHP・学校をつくる会代表理事の小山内(おさない)美江子(みえこ)さんの講演会を開催しました。
  自身の脚本家としての話を織り交ぜながら、60歳から踏み出した国境を越えたボランティア活動、身近にある国際協力への取り組みなどの話をしていただきました。
  参加者は、小さなことでも、できることから始める姿勢を持つことなど、国際協力ボランティアへ一歩踏み出すきっかけとなる小山内さんのメッセージを受け取りました。

☆ ヒロシマとルワンダ つながるPEACE 〜玉城ちはるさんの歌と思いに導かれて〜
  JICA(独立行政法人国際協力機構中国国際センター)が、ルワンダ原爆展の報告会とトークセッションを行いました。
  ルワンダの教育を考える会理事長のマリールイズさんは、昨年8月、母国ルワンダでJICAボランティアと一緒に原爆・復興展を開催し、その報告と、虐殺から逃れた自身の体験談などを映像を交えながら話しました。
  また、シンガーソングライダーの玉城(たまき)ちはるさんの進行により、マリールイズさんと、玉城さんが代表を務める平和プロジェクトEach feelingsの2人を加えた4人で、「ヒロシマがセカイにできること アナタがミヂカにできること」をテーマにトークセッションを行い、その後、玉城さんによる歌と演奏で参加者を魅了しました。

☆ 世界の国々の舞踏ステージ
  屋外ステージでは、中国のヤンガやラテンアメリカのサルサ、中東のベリーダンスを披露しました。 観客を巻き込み一緒に踊るなど、国際交流の輪が広がりました。

☆ 世界の料理と民芸品バザー
  国際会議場南側の平和大通り緑地帯では、「ひろしま国際村 世界の屋台」と称し、16団体が世界の様々な屋台料理を販売しました。 また、「国際協力バザー」会場も14団体が参加し、各国の民芸品などを販売しました。 それぞれ多くの来場者で(にぎ)わっていました。 これらの売上は、参加団体の国際協力活動に役立てられます。
屋外ステージでのベリーダンス
☆ 国際交流・協力活動の紹介
  市民団体や大学、企業など計17団体がブースを設け、それぞれの国際交流・協力活動について紹介しました。 参加者は、写真などの展示を見たり、民族衣装の着付けを体験するなど、楽しく交流し、ひと時の国際交流の場となりました。

☆ 外国文化・日本文化の紹介と体験
  外国文化の体験では、野菜や果物に草花などのモチーフを彫刻するタイカービングの技術を使ったキャンドルの製作や、ドイツ系アメリカ人に伝わる民族アートのデザイン画の作成を、日本伝統文化の体験では、毎年外国人に人気の着物の着付けや茶道、いけばな、手描き友禅(ゆうぜん)染め、和紙ちぎり絵の制作コーナーを催しました。 外国人も日本人も、各国の文化を直接体験し、それぞれの素晴らしさに触れました。
茶道体験
このほか、イベント会場をまわってクイズに答えるとプレゼントがもらえるクイズラリーや、親子で楽しめる世界のあそび、外国人のための法律相談コーナー、鍵盤ハーモニカや世界のコインを寄贈し開発途上国の子どもたちを支援するコーナーなど、各会場は大いに賑わい、参加者は国際交流・国際協力について見識を深めていました。
  このイベントには、多くの市民や留学生などのボランティアスタッフが参加し、「このすばらしい国際イベントを楽しみながら活動できた。」と参加団体等と一緒に盛り上げていただきました。

(国際交流・協力課)

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