第23回世界スカウトジャンボリーにおいて朗読会を開催しました
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館では、体験記や原爆詩を読み語ることによって、幅広い人々と被爆者の記憶や思いを共有し、次の世代へと継承することを目的に、平成17年の春から「被爆体験記朗読会」を開催しています。
  4年に1度のスカウトの国際大会、第23回世界スカウトジャンボリーが山口市阿知須(あじす)のきらら浜を主会場に開催され、世界155の国と地域から14〜17歳の少年少女たち約34,000人が集いました。 被爆70年を迎える広島市を参加者が訪れる広島ピースプログラムの1つとして英語による朗読会を開催し、7月30日から8月5日(8月2日を除く)までの期間中に計24回、約26,000人が参加しました。
  朗読会では、原爆被害の概要を映像で紹介した後、朗読ボランティアによる被爆体験記・原爆詩の朗読を行い、最後に参加者全員で原爆詩を朗読しました。 情景を思い描きながら朗読を聴き、また自ら声を出して読むことにより、被爆体験が臨場感を持って伝わります。 最後に、メッセージとして、参加者の意見発表がありました。 「原爆がこんなに破壊的なものだとは思っていませんでした。もし、原爆の使用を認めるべきだと言う人がいるのなら、ここに来て原爆が引き起こした悲劇を見るべきだと思いました。」 など、毎回多くの参加者の発表がありました。
原爆詩の朗読の様子

(原爆死没者追悼平和祈念館)

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