資料展「原民喜の手帳〜文学者が見たヒロシマ〜」を開催
平和記念資料館では、(はら)民喜(たみき)氏に関連した資料展を、平成28年3月30日から5月8日まで、当館東館地下1階で開催しました。
  小説「夏の花」などで知られる原民喜氏が、広島市中区幟町(のぼりちょう)で被爆し避難する道中に目にした原爆の惨状を書き(つづ)った、通称「原爆被災時のノート」と呼ばれる手帳が、平成27年2月に原民喜氏のご遺族より当館に寄託されました。 「夏の花」や「原爆小景」などの原爆文学作品は、この手帳の記録をもとに執筆されています。
  今回の資料展では、「原爆被災時のノート」を中心に、被爆直後の原民喜氏の足跡をたどった地図などをパネルで紹介しました。 また情報資料室内では、原民喜氏のご遺族からお借りした写真パネルや原民喜氏の作品が掲載された教科書、そして期間限定で実物の手帳を展示しました。 来場者からは、「手帳の記述から原民喜の平和への思いが感じられる」「このあと書店で原民喜の本を買って読もうと思う」等の感想が寄せられました。
資料展開催中の展示風景

(平和記念資料館 学芸課)

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