「広島・長崎講座」開設大学への支援
〜セントラルコネティカット州立大学、アラバマ大学、インディアナ大学―パデュー大学インディアナポリス校〜
広島市と長崎市は、被爆者のメッセージを人類共通の財産として学問的に整理・体系化し、普遍性のある学問として若い世代に伝えるため、国内外の大学での「広島・長崎講座」の開設・普及に取り組んでいます。
 平成28年5月から6月の間に米国の3大学が実施した広島での平和学習に際し、本財団はプログラムの実施支援等を行いました。
セントラルコネティカット州立大学
 5月31日(火)から6月2日(木)まで、学生12人と教員2人が広島での平和学習を行いました。 10回目となる今回は、平和記念公園や平和記念資料館、原爆死没者追悼平和祈念館の見学、被爆体験証言の聴講などを通し、被爆の実相を学びました。
 また、引率の友田(ともだ)教授のお母様の遺影が同祈念館に登録されており、一行はその見学を通して、被爆とその記憶の継承についてより身近に感じた様子でした。
 その他、同校主催のディスカッションに広島市立大学及び広島経済大学の学生が参加し、有意義な交流の機会となりました。
平和記念公園でピースボランティアの説明を聞くセントラルコネティカット州立大学一行
被爆体験証言を聴講するアラバマ大学一行
アラバマ大学
 6月6日(月)から6月14日(火)まで、学生8人と教員1人が広島での平和学習を行いました。
 今回が初めての広島での学習でしたが、滞在期間が長く、平和記念公園や平和記念資料館、原爆死没者追悼平和祈念館の見学、被爆体験証言の聴講に加え、放射線影響研究所や国連訓練調査研究所(UNITAR)広島事務所、広島平和研究所など様々な訪問先で被爆の実相や平和について多様な視点で学ぶことができ、有意義なプログラムとなりました。
インディアナ大学―パデュー大学インディアナポリス校
 6月12日(日)から6月13日(月)まで、学生9人と教員2人が広島での平和学習を初めて実施しました。
 参加者は、日本の医療現場におけるコミュニケーション及び異文化間コミュニケーションのクラスの受講者であったことから、放射線影響研究所での講義や、原爆養護ホーム舟入むつみ園の訪問を実施しました。 舟入むつみ園では、入居者の方から家族にも語ったことがないという貴重な被爆体験を聞くことができ、参加した学生の心に深く刻まれた様子でした。
平和記念公園を見学するインディアナ大学―パデュー大学インディアナポリス校一行

(平和連帯推進課)

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