「通訳ボランティア研修会」の開催
 当財団では、日本語での会話が困難な外国人市民への支援を行うため、行政機関の窓口や学校等に通訳ボランティアを派遣しています。
 平成28年度は、多岐に渡る通訳に対応する人材を育成するため、ボランティア登録者等を対象に、多文化共生の知識や語学能力の向上等を目的とした研修会を、全3回開催しました。
 第1回目、2月18日(土)には、当財団職員が外国人市民を取り巻く現状や課題、多文化共生の取り組みや、通訳ボランティア派遣制度の概略について説明しました。 続いて、当財団通訳ボランティアの岩井(いわい)梅子(うめこ)さんと平成28年度活動経験者の4人が、自身の活動体験などを発表しました。
 第2回目、3月4日(土)には、地域国際化推進アドバイザーで東京外国語大学大学院講師の内藤(ないとう)(みのる)先生が、多文化化する日本で通訳ボランティアが求められる理由や、通訳者が知っておきたいノートテイキング時のポイントなどを説明し、研修会後半には逐次通訳のロールプレイングを通じ、通訳者として必要な心構えを講義しました。
 第3回目、3月11日(土)には、専門の通訳者を講師に招き、英語と中国語のグループに分かれ、語学習得の有効な方法、ロールプレイング、通訳ボランティア派遣事例に沿った講義などの語学研修を行いました。
内藤稔講師の講義
 全3回の研修会には延べ147人の参加者があり、「通訳のための勉強法はとても役立ち、自分に足りないものを確認できた」、「通訳ボランティアは外国人の人生に関わると改めて気づかされた」などの感想が寄せられ、今後の活動に役立つ研修会となりました。

(国際交流・協力課)

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