「日本語ボランティア養成講座」の開催
 様々な国籍の外国人市民が増加し、定住化が進む中、外国人市民が地域住民との交流を深め、地域活動へ参加できるようにするための環境づくりが必要となっています。 こうした中、地域の日本語教室は、外国人市民の日本語学習支援にとどまらず、地域住民との交流の場にもなっています。
 そこで当財団では、日本語教室活動の支援の一環として、地域日本語教室のボランティアを養成するために、全5回の講座を開催し、21人が受講しました。
 2月11日(土)、第1回目は、昨年、当講座を受講し、活動を始められたボランティアの方の体験談を聞きました。 教室でのエピソードを交えながら、日本語ボランティア活動の面白さや難しさについてお話しいただきました。 続いて、日本語教室で勉強している3人の外国人市民の方々の学習体験談を聞きました。 日本語教室で活動しているボランティアと、そこで日本語を学ぶ学習者の双方の話を聞くことで、日本語教室がどういった所なのかについて知る機会となりました。
 第2回目から第4回目までは、日本語教師養成講座講師の三島(みしま)佳代子(かよこ)さんをお迎えし、日本語学習支援の基礎を学びました。 2月15日(水)、第2回目は、地域の日本語教室の役割と「やさしい日本語」について学びました。
 続く、2月22日(水)、第3回目は、傾聴の練習を通して、聞き上手になることの大切さを学びました。 さらに、動詞のグループ分けなど日本語学習の基礎に触れ、国語の学習との違いを確認しました。
 そして、3月1日(水)、第4回目は、学習者への対応について、事例をもとに意見交換した後、教材を使った実践的な練習をしました。
 3月8日(水)、最終回では、ボランティアを募集している日本語教室の代表者が集まり、教室紹介をしました。 希望調査では、多くの受講者が「日本語ボランティア活動をしたい」と回答し、活動への関心を高めていました。
三島佳代子講師のワークショップの様子

(国際交流・協力課)

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