国際人道法アジア・大洋州地域会合への出席
 赤十字国際委員会(ICRC)からの要請で、昨年9月26日にジャカルタで開かれたICRC主催国際人道法アジア・大洋州地域会合の第二セッション「核兵器の人道的側面」において、当財団の小溝(こみぞ)泰義(やすよし)理事長が「核兵器のない世界をめざす市民社会の展望―平和首長会議の取組」と題して発表を行いました。
 小溝理事長は、被爆者の被爆体験及び核兵器のない平和な世界を目指す「こんな思いを他の誰にも
させてはならない」との訴えを強調し、市民社会の幅広い運動が核軍縮を促進した先例と、核大国の指導者が国際緊張の極まる中で核軍縮を実現した先例を紹介し、幅広い市民社会の協働と為政者のリーダーシップの重要性を指摘しました。 そして、広島・長崎両市が主導する平和首長会議が「核兵器のない世界の実現」と「安全で活力のある都市の実現」の2つの柱を活動の中核として取り組んでいる、世界平和実現のための活動を紹介しつつ、国、自治体とともに幅広い市民社会が力を合わせれば核のない世界の実現は可能であることを強調し、核軍縮を具体的に進めるために共に取り組もうと呼びかけました。
小溝理事長の発表の様子
 参加者(国際人道法の専門家、外交官、NGO等)からも活発な質問が寄せられ、核廃絶に向けた努力の必要性を多くの人と共有することができました。

(平和連帯推進課)

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