国際フェスタ2019
〜ひらこう世界のとびら であおう世界のなかま〜
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国際フェスタ2019 は令和元年11月17日(日)、広島国際会議場、平和大通り緑地帯などを会場に、第20回の節目と広島国際会議場開館30周年を記念し、会場に国際会議場大ホールのフェニックスホールを加えて規模を拡大して開催しました。
広島市や近郊で国際交流、国際協力活動をしている市民団体や企業76団体が、異文化理解や地球環境への配慮、多文化共生、日本文化体験など40の多彩な事業を催し、延べ約16,300人と過去最高の来場者数となりました。
(主催―本財団。共催―独立行政法人国際協力機構中国センター、公益財団法人ひろしま国際センター、広島市)
オープニングセレモニーでは、前年に引き続き、安田女子大学文学部書道学科の学生による書道パフォーマンスが披露されました。
国際フェスタのキャッチコピー「であおう世界のなかま」を力強く書き上げると、参加者から大きな拍手が起こりました。
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野口健さんトークショー 〜未来と世界の広げ方〜 落ちこぼれだった僕の場合
ゲストスピーカーに、アルピニストの野口健さんを迎え、ヒマラヤや富士山での環境問題へのご自身の関わりや、JICA海外協力隊員ら、現地で生き生きと暮らす日本人たちについて語っていただきました。
参加者は時折、野口さんの軽妙なトークに、笑いも混じりながら、普段聞けない話に耳を傾け、最後まで聞き入っていました。
トークショーの参加者からは、「受け身で得た情報だけでなく、実際に自分の目で世界を見ることの重要性について知ることができた。」といった感想が寄せられました。
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野口健さん
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世界の音楽と舞踊 〜大地のビート、躍動のリズム〜
20回記念イベントとして、フェニックスホールで世界の音楽やダンスのステージイベントを行いました。
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世界の音楽と舞踊
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バリ・ガムラン(鉄琴)と舞踊「バパン・サリ」による「インドネシア・バリ島の伝統音楽ガムランと舞踊」、
広島韓国伝統芸術院による「韓国伝統芸能のしらべ」、
広島朝鮮学園中高級部舞踊部、民族器楽部による「統一アリラン」、
Obaaba Dance&Drum Group と愉快な仲間達による「本場アフリカンパワーを体験せよ!」、
サンバ連合ホーザ・ジ・ヒロシマによる「サンバ」、
エル・コンボ・デ・ラ・パスによる「情熱のラテン&サルサビート」の、6つのグループによるアジア、アフリカ、中南米をテーマとした本格的なパフォーマンスが披露されました。
フィナーレでは、20回連続参加の10団体に登壇していただき、小泉崇本財団理事長から感謝状を贈呈しました。
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国際交流・協力活動の紹介
市民団体等活動紹介コーナーでは20団体が活動の紹介ブースを設け、それぞれの国際交流・協力活動について紹介しました。
このほかにも、公的団体や市民団体、NGO、大学生、企業などがブースを設け、参加者は興味のあるブースを回り、交流を深めていました。
特に今年は、総務省や安芸高田市国際交流協会などが新規参加し、近年クローズアップされている「多文化共生」に関する取組を紹介しました。
外国文化・日本文化の紹介と体験
外国文化の体験では、スコットランド民族衣装のタータン模様のデザイン作りやケルト結び体験、中国の切り絵体験、中国結び(中国式組み紐)体験のコーナーを催し、日本伝統文化の体験では、着物の着付けや茶道、いけばな、書道などのコーナーを催しました。
外国人も日本人も、各国に伝わる文化を興味深く体験していました。
世界の料理と民芸品バザー
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国際会議場南側の平和大通り緑地帯では、「ひろしま国際村 世界の屋台」と称し、19団体が世界の様々な料理を販売しました。
また、「国際協力バザー」会場には13団体が参加し、各国の民芸品などを販売しました。
このほか、世界のこどもたちが「平和なまち」をテーマに描いた絵画コンテストの受賞作品の展示や、留学生の発表会、大人から子どもまで異文化体験を楽しめる「地球ひろば」、クラフト体験をしながら広島市の姉妹・友好都市について学べるコーナー、世界の舞踏や音楽を披露する屋外ステージ、世界のコインを寄贈し開発途上国の子どもた
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世界の屋台
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ちを支援するコーナー、イベント会場を回ってクイズに答えるとプレゼントがもらえるクイズラリーなど、各会場は大いに賑わい、参加者は、国際交流、国際協力について、理解を深めていました。
また、このイベントには、多くの市民や留学生がボランティアスタッフとして参加し、一緒に盛り上げていただきました。
参加した外国人も日本人も、世界各国の文化に触れる一日となりました。
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(国際交流・協力課) |
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