和文機関紙「平和文化」No.217, 令和6年9月号

平和首長会議インターシップを実施

 本インターンシップは、国内外の加盟都市の若手職員等を広島に招へいし、被爆の実相を深く理解していただくとともに、終了後、それぞれの都市において、事務局や他都市との連携を強化しつつ、平和に向けた取組を推進してもらうことを目的としています。
 6月19日から7月3日までの2週間、平和首長会議理事都市のサラエボ市(ボスニア・ヘルツェゴビナ)のハルン・パシックさん及びタスマン市(ニュージーランド)のユリア・パンフィロヴァさんに受講いただきました。
被爆体験証言者の小倉桂子さん(中)とインターン2人
被爆体験証言者の小倉桂子(おぐら けいこ)さん(中)とインターン2人
 インターンシップを終えて、それぞれ次のような決意を持って帰国されました。
パシックさん: 1990年代のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争では、大規模な都市破壊と多くの市民等の殺害が生じました。 人道の問題が大きく問われ、その傷跡が今も残っています。 サラエボ市は、広島と同じく、戦争の悲劇を経験し平和を求める都市として、自国やバルカン地域に平和首長会議の取組を広めます。
パンフィロヴァさん: 平和首長会議が実施する「子どもたちによる“平和なまち”絵画コンテスト」への参加の呼びかけを、学校だけでなく他の団体にも広げ、平和について学び考える機会をより多くの子どもたちに提供します。 また、タスマンの人々が被爆者の体験を聞く機会を設けたいです。
(平和首長会議運営課)
 
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