和文機関紙「平和文化」No.218, 令和6年12月号

平和文化月間に様々なイベントを開催しました

平和文化月間
平和文化月間

 今年度も、広島市や広島広域都市圏の自治体、市民団体等と連携し、講演会、ステージ、パネル展示、フィールドワークなど様々な形で80以上のイベントが開催されました。 これらの平和への思いの共有につながる様々なイベントを通じ、改めて多くの方々に平和について考えていただくことができました。
 平和文化月間のオープニングイベントとして、10月26日、国際会議場において、サンフレッチェ広島の元選手であり、日本代表としても活躍された森﨑和幸(もりさき かずゆき)さん、森﨑浩司(こうじ)さん、フリーアナウンサーの枡田絵理奈(ますだ えりな)さんをお迎えし、「スポーツを通じた平和 ~スポーツの力~」をテーマとしたトークショーを行いました。
スポーツと平和をテーマとしたトークショーの様子
スポーツと平和をテーマとしたトークショーの様子
 森﨑和幸さん、浩司さんが、選手時代の実体験を振り返りながら、得点を競い合う中にも相互のリスペクトやフェアプレーの精神があり、スポーツには異なる背景を持つ人々をつなぐ力があることを伝えました。 枡田さんは、ご自身の広島での生活の中で、街中に平和への思いが根付いていると感じたエピソードを紹介しました。
 今年新しいサッカースタジアムがオープンした中、平和への取組に関心のある方、サンフレッチェのサポーターの方など、世代を問わず様々な方が来場され、スポーツに込められている平和への思いを感じていただくことができました。
 また、11月3日には、主に若い世代による日頃の平和活動の成果を発表する場として、紙屋町シャレオで「令和6年度 市民平和文化イベント ~ヒロシマから平和の輪を広げよう~」を開催しました。
折り鶴作成の体験コーナーで松井市長に説明する高校生
折り鶴作成の体験コーナーで松井市長に説明する高校生
 中央広場に設置されたステージでは、平和に関する楽曲の演奏や合唱、取組の説明、映像作品の上映、国際交流を通じたヒロシマの心の発信など、様々な発表が行われました。 展示発表においても、動画やパネルなどによる取組紹介、原爆ドームの模型や被爆者の方と共に作成した絵画の展示、高校生が主体となった折り鶴作成の体験も行われました。
折り鶴作成の体験コーナーで松井市長に説明する高校生(11/3市民平和文化イベント)
折り鶴作成の体験コーナーで松井市長に説明する高校生
 市内中心部を訪れる方々が足を止めて、ステージ発表を鑑賞したり、展示作品の制作者と交流したりする姿が見られ、「市民平和文化イベント」にふさわしく、多くの市民の皆様と平和への思いを共有することができました。
(平和市民連帯課)
 
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