8月24日(土)に広島市竹屋
(たけや)公民館で、「世界の人たちと一緒に 藍染ワークショップ」を開催しました。
参加したのは、アメリカ、インドネシア、マレーシア、メキシコ出身者や、多様な国や文化にルーツを持つ方を含む日本人、計18名です。
広島市には外国にルーツを持つ多くの住民がいます。
身近で生活する彼らと交流したいと思いながらも、その機会がないという日本人や、日本人と関わることが難しいと感じている外国人市民のため、お互いが歩み寄り、交流するきっかけづくりとして、このワークショップを開催しました。
実施場所の竹屋公民館ではボランティアによる日本語教室が、今年立ち上げられました。
この教室を知ってもらう機会とすることも目的のひとつです。
講師として、広島の藍の文化を研究し、横川のアトリエで染織を軸に製作・リサーチ・ワークショップを行っている片島蘭
(かたしま らん)さんをお招きし、グループで協力しながらハンカチを藍で染めていきました。
割りばしや輪ゴム、ビー玉を使い、どのような模様が生まれるのか、わくわくしながら作業を進め、個性あふれる素敵な作品が出来上がりました。
藍染は、模様をつける下準備や藍の液に染める作業、水洗いなど、完成までに複数の手順があるため、グループで協力して作業を進めるうえで「コミュニケーション」は必須です。
グループでは、得意な言語を教え合ったり、身振り手振りで表現したり、共通して理解できる言語を探りながら使ったりと、相手のことを思いやりながらコミュニケーションをとり、作業を進めていきました。
短い時間でできる交流は限られますが、このワークショップをきっかけに、これからも継続して、互いに助け合える関係を築いて行けることを願っています。
(国際市民交流課)