平和首長会議リーダー都市就任要請等に係る南米等への出張
小溝(こみぞ)泰義(やすよし)平和首長会議事務総長(本財団理事長)は、今年2月、平和首長会議加盟都市へのリーダー都市就任要請や活動支援要請、NGO関係者等との意見交換や平和首長会議の活動への協力要請等を目的として、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、ドイツを訪問しました。
  小溝事務総長の主な用務は次のとおりです。
ブラジルでの主な用務
  サントス市のパウロ・アレクサンドル・バルボサ市長に平和首長会議リーダー都市への就任を要請しました。 バルボサ市長は、リーダー都市の候補に選ばれたことは大変光栄であるとした上で、その就任を快諾しました。 同市は、1908年、笠戸丸(かさとまる)で日本人が初めてブラジルに上陸した都市であり、長崎市の姉妹都市でもあることから、日本・ブラジル両国にとって文化的、歴史的に繋がりが深い都市です。 また、同市に隣接するサンパウロ市に平和首長会議の活動への協力を要請し、前向きな回答を得ることができました。
  この他、ブラジル被爆者平和協会や平和NGO「核兵器禁止世代」の関係者と面会し、平和首長会議の取組の説明や情報提供、今後の連携に関する意見交換等を行いました。

アルゼンチンでの主な用務
  首都であるブエノスアイレス市に平和首長会議リーダー都市への就任を要請しました。 面会したエルナン・ロンバルディ文化大臣は、受諾する方向で市長と協議を行いたいと述べ、同市が持つ他都市のネットワークを通じて平和首長会議の取組や活動支援の要請を行っていきたいとの意向を示しました。
  この他、メルセデス市やロサリオ市の市長に平和首長会議の活動への協力を要請するとともに、アルゼンチン在住の相川(あいかわ)知子(ともこ)本財団専門委員の呼び掛けで開催された、ブエノスアイレス市内の日本庭園内にある「平和の鐘」(広島から寄贈されたもの)を打ち鳴らす平和行事に出席しました。

ウルグアイでの主な用務
  首都であるモンテビデオ市のアナ・マリア・オリベラ市長に平和首長会議リーダー都市への就任を要請しました。 オリベラ市長は、検討の上、正式な形で返事をしたいと述べ、被爆70周年を迎え、より積極的に平和活動に取り組みたいとして、互いの関係を発展させ、平和首長会議のために努力していきたいとの決意を示しました。 今回の面会に当たっては小溝事務総長に名誉市民の称号が授与されるとともに、同国大統領夫人、教育文化大臣、外務大臣代理などが同席し、平和首長会議への関心の高さがうかがわれました。
サントス市長と意見交換する小溝事務総長(左)


日本庭園にて(左から4番目が小溝事務総長、左端が相川専門委員)


モンテビデオ市長にリーダー都市就任要請書を渡す小溝事務総長(左)
ドイツでの主な用務
  フランクフルト市を訪問し、ステファン・シーグラー同市市議会議長に平和首長会議の活動への協力を要請しました。 また、平和首長会議の活動に協力していただいているIPPNW関係者と面会し、平和首長会議の取組の説明や情報提供、今後の連携に関する意見交換等を行いました。

(平和連帯推進課)

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