「ボランティア通訳者研修会」の開催
当財団では、平成19年度より、行政機関の窓口や学校等に、当財団に登録しているボランティア通訳者を派遣し、日本語での会話が困難な外国人市民への支援を行っています。 そこで、多岐に渡る通訳に対応する人材を育成するため、登録者や一般市民を対象に、多文化共生の知識や語学能力の向上等を目的とした研修会を、全5回開催しました。
  第1回目、3月1日(土)には、当財団の担当者がボランティア通訳者派遣制度の概略について、また、広島市の担当者が多文化共生の取り組みと現状や課題について説明しました。 その後、外国人市民生活相談コーナーの担当者と相談員が、相談内容の事例や体験談を話しました。
  続いて第2回目、3月8日(土)には、(財)自治体国際化協会地域国際化推進アドバイザーの村松(むらまつ)紀子(のりこ)さんが、通訳ボランティアの役割やマナー、コミュニティ通訳の必要性などについて、自身の体験談を交え、データや映像を使用して解りやすく講義しました。
  第3回目、3月15日(土)には、平和のためのヒロシマ通訳者グループ(HIP)により、実際に英語で平和記念公園を案内する場面を想定したフィールドワークを、3つのグループに分れて行いました。
  第4回目、3月21日(金)と第5回目、3月22日(土)には、専門の通訳者を講師に招き、英語と中国語とポルトガル語のグループに分かれ、語学習得の有効な方法、ロールプレイング、ボランティア通訳派遣事例に沿った講義などの語学研修を行いました。
  全5回の研修会には、延べ268人の参加者があり、「相談員の体験談により、両者の文化の違いや習慣も分かった上での通訳が必要だと感じた」、「語学能力だけでなく、基本的な準備や自己管理など、通訳者としてのポイントを知ることができた」、「語学研修は、今後の自分の学習方法がよく分かり、日々の学習の刺激になった」などの感想が寄せられ、今後の活動に役立つ研修会となりました。
平和記念公園フィールドワークの様子

(国際交流・協力課)

このページのトップへ ▲

〒730-0811 広島県広島市中区中島町1-2
TEL:(082)241-5246 FAX:(082)542-7941
e-mail: p-soumu@pcf.city.hiroshima.jp
Copyright(C) Since April 1, 2004. Hiroshima Peace Culture Foundation