G7広島外相会合
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原爆死没者慰霊碑への献花
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4月10日(日)、11日(月)、G7広島外相会合が開催されました。
岸田文雄外務大臣を議長とし、ジョン・ケリー米国国務長官、パオロ・ジェンティローニ イタリア外務・国際協力大臣、フィリップ・ハモンド英国外務英連邦大臣、ステファン・ディオン カナダ外務大臣、フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー ドイツ連邦外務大臣、ジャン=マルク・エロー フランス外務・国際開発大臣及びフェデリカ・モゲリーニEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員といった現職の外相が広島に集い、テロ・暴力的過激主義対策、難民問題、軍縮・核不拡散、海洋安全保障等の国際社会が直面する喫緊の課題や、北朝鮮、中東、ウクライナといった地域情勢について議論が行われました。
また、被爆の実相に触れ、平和への思いを共有してもらうため、広島市の提案により、会合のプログラムに広島平和記念資料館の訪問及び原爆死没者慰霊碑への献花が組み込まれました。
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平和記念資料館では、岸田外務大臣を中心に、松井一實広島市長、小溝泰義本財団理事長、志賀賢治平和記念資料館長から、G7各国外相に被爆の実相について説明を行いました。
各国外相は熱心に見学し、予定時間を大幅に上回る滞在となりました。
訪問の最後に、芳名録への記帳が行われ、ケリー国務長官は、「この資料館では誰もが、世界を変え、平和を見つけ、世界中の人々が切望している未来を築くために一層の努力をする気持ちになります。」と記しました。
続いて、原爆死没者慰霊碑で、各国外相は広島市内の小学生の歓迎の中、献花を行いました。
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原爆ドーム前で説明を行う松井市長
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各国外相を先導する松井市長と湯ア英彦広島県知事
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さらに、ケリー国務長官の提案により、急きょ予定になかった原爆ドームを訪れました。
その後の記者会見で、ケリー国務長官は、オバマ大統領に必ず目の当たりにしたことを報告し、広島訪問がいかに重要かを伝えたいと述べました。
この度の会合では、核保有国と非核保有国からなるG7として、「核兵器のない世界」の実現に向けた力強いメッセージを打ち出す必要性が確認され、「核軍縮及び不拡散に関するG7外相広島宣言」が発出されました。
(写真提供: 広島市)
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(平和連帯推進課) |
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