被爆体験記を22言語に翻訳、公開しています
広島を訪れる外国人観光客の増加に伴い、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館でも海外からの来館者が急増しています。 このため当館では、体験記閲覧室に外国語コーナーを設置しています。 各国から訪れた人々が母国語で体験記を読むことで、強く心に訴え、被爆の実相を伝えていくことができるのではないかと考えたからです。
  より多くの国の方に被爆の実相への理解を深めていただきたいとの願いから、平成21年度に10言語への翻訳からスタートし、平成27年度末時点では22言語で閲覧ができるようになっています。 また、収蔵資料検索装置では日本語のほか、英語、中国語、韓国・朝鮮語の3言語に対応し、公開しています。 閲覧できる体験記数は4から9編とまだまだ少ないですが、今後も言語数と翻訳編数の両方を増やしていく予定です。
  体験記には、原爆で2人の娘を奪われた母の悲痛な思い、九死に一生を得た動員学徒が市内で見た地獄のような光景、被爆で大けがを負い、後遺症に悩まされている男性、大けがを負いながらも我が
多言語化された被爆体験記
子の安否を気遣い亡くなっていった母などのつらい思いや平和への願いが綴られています。

【閲覧できる22言語】
英語、中国語、韓国・朝鮮語、アラビア語、イタリア語、インドネシア語、ウルドゥー語、オランダ語、ギリシャ語、スウェーデン語、スペイン語、タイ語、ドイツ語、ヒンディー語、フィリピノ語、フィンランド語、フランス語、ベトナム語、ポーランド語、ポルトガル語、マレー語、ロシア語

  この翻訳版は当館のホームページ>>でも閲覧することができます。

(原爆死没者追悼平和祈念館)

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