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サダコと原爆(げんばく)

6 世界へ伝えるサダコの願い

サダコさんが12さいの短い生がいをとじてから、長い年月が流れました。
「サダコの物語」は、多くの人の心をうち、今も「原爆(げんばく)の子の像(ぞう)」には世界中から手紙や千羽鶴(せんばづる)がおくられてきます。

平和へのシンボル

サダコさんと「原爆(げんばく)の子のぞう」は本やえい画になり、世界中に知られるようになりました。サダコさんの物語をとおして、原爆(げんばく)が投下後何年もたってからもつみのない人々を苦しめ、命をうばっていくざんぎゃくな兵器であることを多くの人が知りました。
サダコさんはなくなりましたが、サダコさんの希望と勇気は、国きょうや時代をこえて、人の心をうち、「サダコ」は平和へのシンボルとなっています。

サダコを取り上げた主な本

折鶴の歩み
--歴史を省みて--

広島折鶴の会著 広島折鶴の会発行 1963 年刊

折鶴の子どもたち

那須正幹著 PHP研究所発行 1984 年刊

折り鶴の少女

たいらまさお著 偕成社発行 1989 年刊

サダコと千羽鶴(英文)

エレノア・コア著 G.P.Putnam 's Sons発行 1993 年刊

サダコ

カール・ブルックナー著 よも出版発行 2000 年刊

サダコを取り上げた主な映画

サダコ(英文)

The Sadako Film Project制作 1990 年発表

つるにのって
--とも子の冒険--

ピース・アニメの会制作 1993 年発表

「サダコ」が見ている。

それなのに、今も地球上からかく兵器はなくならず、かく兵器が使われるきけんをはらんだ戦争も、あちらこちらでおきています。
「原爆(げんばく)の子の像(ぞう)」へは、世界中の人々が、平和な未来へのゆめをたくして、今日も千羽鶴(せんばづる)をささげています。「サダコ」はツルをささえて立ちつづけます。世界から戦争によって命をうばわれる子どもがいなくなることを願って。